2017.01.12 税と経営
調査件数減も前年比増の申告漏れ所得金額を把握
国税庁はこのたび「平成27事務年度(27年7月~28年6月)における所得税及び消費税調査等の状況」をまとめた。 それによると、同事務年度に行った所得税の実地調査は、高額・悪質な不正計算が見込まれる事案を対象に深度ある調査の「特別・一般調査」4万8,043件など計6万6,016件に実施した。 調査により把握した申告漏れなどの非違があったものは5万4,673件で、申告漏れ所得金額は5,243億円。実地調査自体が前年よりも約1,700件減少したことに伴い非違事案も減っているが、申告漏れ所得金額は前年よりも約235億円増加するなど大口・悪質事案に的を絞った効果的かつ効率的な調査を展開している。
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