人事院が8月23日に公表した平成29年度国家公務員採用専門職試験(大卒程度)合格者状況によると、国税専門官採用試験の合格者数は前年度に比べ309人増の3,341人で過去最高となるとともに、3年連続で3,000人を超えた。うち女性の合格者数は前年度に比べ107人増の1,255人で過去最高。また、合格者全体の37.6%を占めた。 申込者数は1万6,168人だったことから合格倍率は前年度の5.4倍から4.8倍に下がった。試験年度の翌年が採用年度となるため、平成29年度試験合格者の採用年度は30年度となる。 採用予定数は1,200人(人事院発表)。民主党政権下での国家公務員新規採用抑制の閣議決定を受け、平成22年~24年度の採用者数は500~700人台と大幅に落ち込んだ。この反動で自民党政権に代わった25年度からは1,000人台を確保している。 来年4月の採用後は、約3か月間の専門官基礎研修終了後、国専48期として採用局管内税務署の管理運営部門に配属される。 国税専門官採用試験は昭和45年に始まり、平成6年度には旧国家公務員Ⅲ種試験税務職(現行の税務職員採用試験)の採用者数を上回り、以降、国税職員の主力になっている。
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