国税庁がこのたびまとめた「平成28年分・民間給与実態統計調査」によると、民間事業所に昨年１年を通じて勤務した給与所得者数は４年連続で過去最多を更新したほか、給与所得者１人当たりの年間平均給与は２万円増の422万円だったことなどがわかった。 　昨年１月から12月までの１年を通じて勤務した給与所得者数は前年より75万人増の4,869万人で平成25年分から毎年過去最多を更新。男女別では男性2,862万人、女性が2,007万人、雇用形態の正規・非正規別では正規3,182万人、非正規1,155万人といずれも増加。 　給与総額は前年より３兆7,645億円増の205兆2,992億円で、給与所得者１人当たりの年間平均給与は２万円増の422万円。男女別にみると、男性は６千円増の521.１万円(正規539.7万円、非正規227.8万円）、女性は３万７千円増の280万円（正規373.3万円、非正規148.1万円）となった。