2020.10.27 環境新聞
CO2排出量「60年ネットゼロ」に、中国、習近平国家主席が国連総会で目標表明
中国の習近平国家主席は22日、国連総会一般討論のビデオ演説の中で、CO2の排出量を60年までにネットゼロ(炭素中立)にする目標を表明した。中国が長期目標としてネットゼロの方向性と時期を明確に示したのは初めて。一方、今回の目標表明について、地球環境戦略研究機関(IGES)の研究チームは25日、緊急解説を公表。それによると、パリ協定の1・5℃目標実現の可能性をつなぎとめる非常に重要な一歩と評価している。ただし、具体策は示されておらず、今後、第14次5カ年計画(21年〜26年)での対応が決定的に重要で、特に石炭火力発電所の建設に歯止めをかけることが優先課題になるとしている。また、11月の米国大統領選を念頭に、米国に対し気候変動分野で協力する用意があることのシグナルと捉えることができるとしている。
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