2019.12.11 環境新聞
COP25開幕 各国の削減目標引き上げが最大課題、国連事務総長、50年カーボンニュートラルを
国連気候変動枠組み条約の第25回締約国会議(COP25)が2日、スペインのマドリッドで開幕した。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の「1・5℃特別報告書」を踏まえ、削減目標の引き上げなど各国の野心向上を図ることが最大の課題。開幕前日に記者会見したグテーレス国連事務総長は、各国のこれまでの取り組みは「全く不十分」と強調。50年までのカーボンニュートラルに向けた対策の抜本強化を求めた。一方、今回の交渉では、来月から本格始動するパリ協定の実施指針のうち、前回のCOP24で合意できなかった市場メカニズムなどを採択し、同指針の最終合意を目指す。会期は13日までの予定で、10日から閣僚級会合が開かれる。日本からは小泉進次郎環境相が11日に演説する見込みで、政府の対応が注目される。
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