2022.12.06 環境新聞
総合経済対策でGI基金を拡充−政府−水素還元製鉄の実証など先行実施 柱の「GX投資」で重点7項目を提示
政府は10月4日、今月策定する総合経済対策の柱に、GX(グリーントランスフォーメーション)投資を据え、現在2兆円のグリーンイノベーション(GI)基金を拡充し、水素還元製鉄を実機に近い規模で実証するなど、計7項目の施策を先行実施する方針だ。同日、官邸で開いた新しい資本主義実現会議で明らかにした。政府が6月に閣議決定した「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」の決定事項のうち、総合経済対策に反映すべき重点事項を示したもの。 7項目の他の施策には、中小企業や家庭など需要サイドにおける省エネ対策の抜本的な推進や、自動車の電動化に向けた包括的な支援、再生可能エネルギーの導入加速化に向けたモデル事業の推進、十数基の原発再稼働などを掲げている。
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